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カーボンワールド   グループ3社のカーボンワールド発展に向けて
新日鉄住金化学のカーボンカンパニー(シーケム、新日化カーボン、 新日本テクノカーボン)による研究開発のスパイラルアップ

木炭やススなど、炭素材は身近にある素材として古くからさまざまな用途に利用されてきました。私たちのグループは、この人類にお馴染みの素材をこれまでの概念や常識にとらわれずに、新しい視点から研究開発を続けてきました。顧客ニーズに応え、独自の素材加工技術を高めることにより、まったく新しい機能性商品を産み出すことに成功しています。現在、最先端産業である半導体、太陽光発電などのエネルギー分野、基礎素材分野においてタールの秘めたポテンシャルを最大限に発揮すべく研究を深化し、価値ある素材としての可能性をさらに追究しています。
カーボンカンパニー各社は、原料の供給を通じて密接な繋がりがあります。新日化カーボン、新日本テクノカーボンともに、シーケムより原料の供給を受け、加工して製品化しており、シーケムからの供給製品の品質が、加工製品に大きく影響します。そのためグループとしての技術情報を共有し、相互に蓄積したデータと経験をグループ全体の品質向上に役立たせています。こうした一貫した協力体制は、タール蒸留会社では唯一であり、グループ全体の企業競争力を高めています。

 
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研究開発項目(新日鉄住金化学グループの取組み)
 
ピッチコークス
●ニードルコークス
コールタールの主成分であるピッチの高温加熱により得られるピッチ系ニードルコークスは、電炉用人造黒鉛電極のフィラーとして使用されます。電炉とはいわゆる電極からアークを飛ばし、スクラップを鉄に戻すための炉です。電炉内アーク先端では3000℃以上の高温となるため、耐熱衝撃性の観点から特に低熱膨張係数、耐酸化性の観点から高電極密度が求められ、当社のニードルコークスは自社開発によりこの条件をクリアする品質を持っています。さらにNo.1グレードを開発中であり、常に最先端の技術開発に取り組んでいます。
●特殊炭素材用アモルファスコークス
基盤産業分野をはじめ、半導体、航空、宇宙分野で使用されるシリコン単結晶引き上げ部材や超大型CIP(Cold Isostatic Press)ブロック用等に最適なコークスの開発を行っています。導電性・耐熱性・耐薬品性に優れたコークスであり、新しい分野で使用できる可能性を大いに秘めています。
ピッチ類
人造黒鉛電極製造に欠かすことのできないピッチ。コークスの品位向上とともにピッチの性能向上は電極品質のグレードアップに大きく貢献できます。バインダーピッチはフィラーコークスに対する適度な粘結力と高炭化歩留、含浸ピッチは電極素材への浸透性向上を主眼として、多様化するお客様のニーズに対応すべくさまざまな分析技術を駆使してピッチ開発に取り組んでいます。
二次電池用炭素材
エネルギー関連分野として、今日のユビキタス社会に欠くことのできない高性能二次電池用炭素材の開発を行っています。豊富なタールソースと、保有する粉体制御技術や表面制御技術をフルに生かし、来たるべき低環境負荷社会に積極的に貢献します。